こんばんは。わんわんです。
 このブログをご覧の皆さまは、本年も読書に励まれていることと思います。
 私も昨年は、100冊以上のビジネス書を読んできたのですが、そのなかで、いろいろと考えたことについて書かせて頂きたいと思います。

 今日のテーマは『多読』です。
 『多読』。読んで字の如く、本をたくさん読むことですね。
 多読 is beautifulの概念が私たちにインプットされたのは、本田直之さんのレバレッジ・リーディングのころからですね。
 この本に衝撃を受けた読者も多いのではないでしょうか。私もその一人で、1年で365冊読んでやる!と意気込んだこともありました。

 しかし、この『多読』にも重大な問題点があることに私は気がつきました。
 しかもかなり深刻な問題です。
 まずは、その問題点を順に挙げていきたいと思います。

問題点1 少ないお小遣いに占める莫大な本のコスト
 あなたの毎月のお小遣いは如何ほどですか?そしてあなたは月に何冊読みますか?
 皆さまのプライベートを例にするのは忍びないので私の例をご紹介いたします。私の場合、お小遣いは30,000円。昨年は月12〜15冊程度の本を読んでおりました。
 この場合、月の本代金を1冊1,500円とすると18,000〜22,500円となります。
 この本ゲル係数の高さ!30,000円のなかには昼食費なども含まれているわけです。こうなると、もうお腹が減ったら本をムシャムシャ食べるしかありません。
 洋服もCDも買えませんね。これは大問題!

問題点2 残業は悪!といえども、やらねばならぬ哀しい宿命と残されたわずかな時間
 残業は悪!だから僕は、ビジネス書で得た知識を活かして効率良く仕事をし、ベルサッサするの〜。という訳にはいかないのが世の常です。
 多くの職場では、『残業しない=暇なやつ・働かない人・デキナイ輩』という黄金の方程式が近代社会にも関わらず採用されています。
 私もいい加減にして頂きたいとは思うのですが残業時間にキッチリ仕事を配分する方も結構いますよね。
 勝間和代さんのように『断る力』が発揮できればいいのでしょうが、それも難しいという方は残業でついつい帰宅が遅れてしまい読書時間が確保できないこととなってしまいます。
 それでも頑張って、眠い目を擦りながら読書をしてしまうと、次の日の仕事もミスが続き、また残業・・・という悪循環。これは大問題!

問題点3 1日1冊ペースで読み、その内容を理解できればよろしいのだが・・・
 1日で1冊を読む。これは頑張れば可能です。読めます!しかし、その内容を自分のものにできるかといえば、できるといえる方は少ないのではないでしょうか。
 本を読むことよりも読んで何を考えるか。どうやって実践していくか。が大切なのだ!とあらゆる読書本に書いてあります。
 少なくとも私は1日1冊を読んでいくのは無理です。それならまだ1日1善のほうがストレスなく実践できそうなくらいです。
 いくら読書が好きでも本に追われるような生活。これは大問題!

問題点4 ベストセラーがすべて自分に必要なのか?読んだという満足感のための読書をしてしまう
 例えばリアル書店でおもしろそうな新刊があるとついつい買ってしまう。アマゾンや書評ブログで『必読です!』『是非!』という文字があると脊髄反射的に購入してしまっているというあなた!
 それは本当にあなたに必要な本ですか?
 ベストセラーばかりを追いまわしても実力はつかないのです。分かっていてもやめられない。それがベストセラー夢遊病です。
 私も今年は治療したいですね。自分の目的にあっていない本をどんどん読んでしまう。これは大問題!


 という訳で、如何に『多読』が危険なものなのかお分かり頂けたことと思います。
 多くの方は、もう多読なんてコリゴリ!1字1句を噛みしめて読もうと心に誓ってしまったと思うのですが、ここからが本題です。

 なんと、私のような超平凡なビジネスマンでも無理なくできる読書術のポイントをまとめてみましたので、よろしければもう少しお付き合いくださいませ。

これならできる!オススメの読書テクニック6つのポイント

ポイント1 読書の目的を明確にする
 いきなり目新しくも何ともないポイントで申し訳ないのですが、目次は見ないとか漢字は読み飛ばすというような過激な提案であっても読者の皆様は困ってしまうと思うので坦々と話を続けます。

 目的を明確にする。読書において最も大切なことがこれです。つまり何のために読むのか。
 読書が好き。読むために読むというのであればよいのですが、読書で得た知識をビジネスに活かそう、人生に活かそうと考えるのであれば目的を明確にしなければいけません。

 レバレッジ・リーディングでは『自分の人生の目標は何か』『現状の課題は何か』という大きな目標があれば、『今、自分にはどんな本が必要か』ということが、はっきり意識できます。と書かれています。
 
 将来どのような自分になっていきたいか。自分にとっての幸せとは。目標を達成するためには自分に何が足りないのか。という長期的なことまで考えて、身近な課題に落とし込んでいくようにすれば今、自分が本当に必要な本が見つかるのです。

ポイント2 あなたは年間100冊も読まなくていい
 年間に300〜1,000冊なんていう多読は必要ありません。私は、普通のビジネスマンならば年間100冊でも多すぎると考えています。
 目的が明確になれば読むべき本は、おのずと絞られてくると思いますが、それでも読みたいと思う本は星の数ほどあるものです。

 そこで、読むべき本を絞り込む方法を2つほどご紹介致します。

1.新刊や話題の本には飛びつかない
2.読みたいと思う本は片っ端からメモし、1週刊寝かせる

 またまた、ありふれた提案で申し訳ないのですがもう少しお付き合いください。

 まず、新刊には、すぐに飛びつかない。読書好きは新刊が出るとついつい手を出してしまうのですが、その前によく考える。この本は自分にとって必要なのか?ということを。
 そして『アレ読んだ。コレ読んだ!』という自分の自己満足のための読書をしないということです。

 どうしても新刊が気になる方は、読みたいと思っている本をすべてメモするというのがお勧めです。そしてメモに書いた本はすぐに買わずに1週間寝かせる。その1週間の間に必ず必要ではないな。読まなくてもいいな。という本が出てきます。その本は線を引いて消していきます。
 これで、かなり冊数は絞り込めますし、時間が経過すれば中古本が出てくることもありコスト面でも有利です。(少しセコイですが)
  
ポイント3 朝30分を続けなさい
 働き盛りのビジネスマンには読書時間の確保は大きな問題です。仕事から帰ったら疲れて読書どころではない。急に残業が入った。日々の飲み会?などで夜の時間は奪われがちです。
 ですので読書は朝やるべきです!しかし、睡眠時間を大幅に削るのも辛いという方には、いつもより30分だけ早く起きて、その30分を読書時間にあてることをお勧めします。
 30分位ならば頑張って早起きできるでしょう?30分余分に寝ても起きるときの辛さは変わりませんので、そこは頑張ってみてください。
 1年間で約180時間の読書時間が確保できます。また、頭がスッキリしているので理解力もUPしているはず。仕事のアイデアも浮かんでくるかもしれません。保障は致しませんが。
 30分で、この本から○○○を学ぶ!という気持ちで読むことにより集中力もUPします。
 
ポイント4 読書の黄金比率は4:4:2
 では、どんな本を読めばいいのかなのですが、私は長年研究を重ね遂にその法則を発見しました。『読書の黄金比率は4:4:2』なのです!
 2010年はワールドカップイヤーなので強引にサッカーのフォーメーションに当てはめただけということは、この記事をお読みになっている皆様ならばお見通しだとは思うのですが反論はせずに黙々と話を進めます。
 
 具体的には、現在の自分の課題やテーマの本が4割。5年後の自分に必要な知識の本が4割。10年後の自分が必要な知識の本や文学・歴史などの教養本が2割。というのが妥当なのではないかと思います。

 目の前の課題をクリアするためだけに読書をするのはモッタイナイですね。
 長く続けて、自分の力がジワジワ上がっていくような読書を心掛けたいです。

ポイント5 レバレッジメモはお勧め!持ち歩き、読み返し、考える。
 次に、せっかく読書で得た知識ですので、しっかり自分のものにしたいものです。これには、読書後のケアが必要不可欠なのです。
 レバレッジ・リーディングのなかで本田直之さんは、『レバレッジ・メモ』を作ることをお勧めしています。
 本の重要な部分をパソコンに入力するだけで誰でも簡単に作れるメモですが、これは優れものです。
 大事なのは、それを持ち歩き、読み返し、考えること。1度メモを作って満足してはダメ!反復して読み返し、考えることにより記憶に落とし込むのです。

ポイント6 本田直之を目指さない!
 読書は、最も効率的で有効な長期投資です。同時に多くの人には、素晴らしい趣味でもあるのです。
 本田直之さんや勝間和代さんのように多読をしなければ!と思い込み、私生活のすべての時間やお金を読書ばかりに使うことはないんです。
 特に、根が真面目なカツマー様は要注意ですよ!

 読書だけでなく、どんな経験からでも勉強はできます。音楽を聴くことも映画を見ることも、おいしいものを食べるのも勉強なのです。
 要は、バランス感覚なのです。
 ですから、本を読むのに疲れたら休めばいいし、趣味なのですから気楽にやればいいのです。
 寄り道をしたり、無駄なものが実は大切だったりということが人生には多々あります。(今あなたが、この記事を読んでいるのも無駄であるようで大切なことなのかもしれませんし、本当に無駄なことなのかも知れません。)

 多読よりも継続的に読書を目指しましょう!短期間に300冊を読破するような読書の達人を目指さない!本田直之を目指さない!今年はコレをテーマにしてください。
 読書は長期投資です。継続すれば必ず結果は着いてくると私は信じております。
 本は読んでも読まれるな!ということなのです。


 以上、読書について、つらつらと思いと反省を込めて・・・。
 以下に各著書のポイントを。
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◆読書の質を重視する
 読書から知的刺激を受けて、それらについて自ら考えたり、自ら考えをまとめていくという『創造的読書』を目的とするのであれば、『少なく読んで多く考える』という読書の『質』をより重視した『クオリティ・リーディング』を目指していく必要があるのです。(P13)

◆読書量よりも継続性に価値がある
 読書量自体はそれほど多くなくても、一定量の読書を継続的に行っていくことです。そして、その過程において、熟読すべき本とそれ以外の本を見極める自分なりの選書眼を養うことです。(P19)

◆読書の目的を明確にする
 まず、自分にとって、いったい『よい本』とはどういう本なのかということを明確にしておく必要があります。(P65)

◆何度も読み返す本を持つ
 自分にとっての究極の1冊とも言うべき『ザ・ブック』を持つということです。(P146)
 
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◆読書も1点突破で突き進む
 枠組みにそって全体をふ瞰し、重要だと思った点に思い切ってポイントを絞って、そのポイントを仮説思考で掘り下げていく。(P26)

◆全部読まずに必要なところだけをゆっくり読む
 これが大切なのですが、重要なポイントを読んでいるときには、読みながら同時に考えながら読んでいきます。
 読んだ時間と同じくらいの時間を、読んだ内容に対して考えたり、自分なりにまとめたりする時間に使います。(P126)

◆『雲雨』の部分こそが最重要
 本を読むときには、『雲雨』の部分、つまりデータと著者の解釈の部分を中心に理解するようにします。(P133)
 
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◆目的を明確にする
 まず、第一に必要不可欠なのが、『目的を持って本を選ぶ』ことです。『自分の人生の目標は何か』『現状の課題は何か』という大きな目標があれば、『今、自分にはどんな本が必要か』ということが、はっきり意識できます。(P56)

◆制限時間を設ける
 時間が無限にあると思うと、余計なところまでも読んでしまい、とうてい数をこなすことができません。そこで、『何時までに読み終える』というタイムリミットの設定が必要になります。(P107)

◆レバレッジメモの作り方
 本の大事な部分を抜き書きしたメモを作る方法⇒ただ、パソコンに入力して。A4判サイズのコピー用紙にプリントアウトするだけです。それをいつも身につけて、折に触れて読み返します。(P144)