カツマ本
カツマ本 posted by (C)わんわん

 こんばんは。 わんわんです。
 皆さんは、勝間和代さんの著書を読んだことがあるでしょうか?
 このブログの読者の方は、数冊は読んだことがあると思いますが如何でしょうか。
ベストセラーも多数ありますし、新刊が出るのが早すぎて、『カツマさん、忙しいはずなのに、いったいいつの間に書いてるの?』などと思ってしまいますよね。
 世間では、『カツマー』と呼ばれる方々も大量発生し社会現象にまでなっています。
 そういう私もカツマ本を読み、ブログやツイッターまで始めてしまっている超カツマーなのですが。

 しかし、近頃、カツマ本に紹介されている様々なテクニック、一見どれも素晴らしいのですが、なかには、このテクニックや考え方は一般社会で使ってしまってはデンジャーなのでは?というものも御見かけいたします。
 特に、新社会人の方が使い方を誤ると大変なことにもなりまねません!

 そこで、今回は、特に入社5年未満の社会人の方は絶対に使ってはいけないテクニックをカツマ本のなかから3つほど挙げさせて頂き、その対策についても考えてみたいと思います。

1.『断る力』を使うのはおやめなさい!
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 まずは、コレ。
 勝間和代さんのポーズと服装に圧倒されるばかりですね。会社でこのような形相と決めポーズをつくる方はいないと思いますが、そうでなくても、このテクニックはデンジャーです。

まず、断る力とは・・・
 『重要でない仕事を断り、厳選した仕事に対するアウトプットの質を上げることに注力し、そのための準備を重ねていくこと。それは、人に会ったり、本を読んだり、運動をしたりなど、自分磨きの時間を確保すること。』
 ということでしょうか。簡単に言えば。

 しかし、これを入社間もない新人さんがやってしまうと、さあ大変!
 『仕事のい・ろ・はも分かってないのに何様のつもりダ!扱いにくい新人め!』となり、社内では早々に孤立無援状態に陥ってしまいます。
 当然、そんな人には、誰も仕事を頼みませんし、もちろん、やりがいのある仕事などやってくるはずもありません。
 そのうちに社内では若くして窓際族へと大抜擢です。
 こういう状態になるとある意味、定時に帰宅することが可能で、自己啓発や読書、運動など、自分磨きの時間は十分確保することができるようになるのですが・・・。
 という訳で、『断る力』は間違った使い方をしても効果は絶大なのです!

 では、どうすればよいのか。
 ここは、ひとまず、『断らない力』を身につけてしまいましょう。
 
これで解決!『断らない力』とは・・・。
 では、『断らない力』とは・・・。
 上司や先輩から与えられた仕事は、とにかくガムシャラにやっつける。重要でないなと思った仕事も笑顔で片付ける。
 スペシャリティは目指さず、コモディティ(汎用品)になることを恐れないで夜が明けるまで前進する。
 ということです。簡単に言えば。

 カツマさんが聞いたら、殴られそうなのですが、この力はビジネスマンには必修なのです。
 では、なぜ、『断らない力』が重要なのか。この力には3つのメリットがあるのです。

『断らない力』のメリット1 莫大な仕事量をこなすことにより効率的に
 まずは、『断らない力』で莫大な仕事を抱え込みましょう。
 そうすることにより、あなたに何が起こるでしょうか?
 泣きたくなる。辞めたくなる。もしもアラブの石油王だったら・・・とか、ドラえもんが居たら・・・と現実逃避したくなる。
 正解です。私もそうですが、そういう気持ちは少し置いといてください。

 1日は24時間です。とはいえ、24時間も職場で仕事をしたくないですよね。
 また、仕事には期限というものがあります。
 莫大な仕事を抱えると、嫌でも効率を考えざるを得なくなります。
 あと30分で仕上げる。などと時間を意識したり、この仕事の重要度・優先度は低いから、優先度の高いこちらの仕事からやっつけよう!などと自分なりに考えるようになるのです。
 
 この『自分なりに考える』というのが重要です。自分なりに考えることにより実力がつくのです。
 これができるとできないとでは、これから先の成長のスピードが全然違うのです。

『断らない力』のメリット2 自分の強みを見つけることができる
 次に、『断らない力』で自分の強みを見つけましょう。
 カツマさんも著書で度々、自分の強みを見つけることの重要性を唱えておりますが、自分の強みを見つけることほど難しいことはございません。
 簡単なテストをどれだけ試しても、強みまで行きつくのは至難の業ですね。
 私には強みなんてないのでは?などと悲観的なことを考えてしまったりします。
 ならば、まず、この強みを与えられた仕事から考えてみることから始めましょう。
 いろんな仕事のなかには、自分が楽しくできる仕事、普通にやっても他の人より上手くできる仕事などが出てくるはず。
 それをつきつめて考えていくと、それが強みになったりするものなのです。
 強みを見つけるというよりも強みを作っていくようにしていきたいものです。

『断らない力』のメリット3 上司や先輩を味方につけることができる
 『断らない力』は味方を増やします。
 まあ、上司や先輩も仕事を断らない人のほうが使いやすいですからね。
 しかし、これは結構重要なおはなしです。会社で長〜く生き残るには、敵は少ないに越したことはないのです。
 たとえ、自分がいくらできる人だとしても、仕事は一人ではできません!
 どんな人にもピンチは訪れるのです。
 そんなときに助けてくれるのは、『断らない力』を発揮して昔、自分が助けた上司や先輩なのです。
 きっと自分が助けた上司や先輩が『つるの恩返し』をしてくれるでしょう。


 とんでもない話になりましたが『断らない力』が如何に大切であるかお分かり頂けたと思います。

 要は、最初は、コモディティ(汎用品)でもいいのではないかということです。
 スペシャリティを目指すにも元コモディティのほうが、その人達の気持ちを理解できるというものです。
 この世の中は、スペシャリティの方だけで成り立っているのではないということも、しっかり頭のなかに入れておくべきなのです。  

結論 
 『断る力』は高等テクニックなので実力が伴っていなければいけない。まずは、『断らない力』を身につけてから使うべし! 

2.金融リテラシーを身につけるのはおよしなさい!
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 次にコレです。
 金融リテラシー・・・。
 カツマーではない方には、いささかカツマ語は難しいかと思われます。
 解説いたします。
 金融リテラシーとは、金融に関する情報や知識を単に学ぶだけではなく、そこで与えられたものを批判的に見ながら自己の金融に対する学習を経験として重ねていくことで、金融の知識を主体的に読み解くことができるようになることを指します。

  ・・・カツマーの私ですが、なかなか理解に苦しみます。この程度の知能しか持ち合わせていないことをただただ呪ってしまうばかりなのですが、私なりに無理やり解釈してみます。

 金融や投資について自分なりにしっかり勉強し、まずは少ない予算でもよいので投資信託などで実際に運用することにより、より理解を深めていく。
 また、実際に投資を行うことにより、世界の動き、社会情勢、経済活動などを幅広く理解していく。
 どうせ、銀行に預けておいても利息はスズメの涙程度のもの。自分で稼いだ大切なお金なのだから自分で運用して、しっかり儲けましょう。
 年金も将来どうなるか分からないのよ。最後に頼りになるのは自分だけです!

 多少の誤読はご勘弁頂きたいと思いますが、こんな感じではないでしょうか。

 しかし、このテクニックも実はデンジャーなのです。
 金融や投資。カツマさん曰く、金融は、勉強をすれば勉強した人にリターンが必ず帰ってくるしくみになっていると著書で述べています。

 それは、きっと正解だと思います。ただ、新人さんが仕事をやりながら投資の勉強をやりリターンを得るというのは、そう簡単なことではありません。
 特に入社したばかりのころというのは、ただでさえ大変な時期。覚えることも“てんこ盛り”なのです。
 それに加えて投資の勉強というのは、かなりハードですね。

 それが両立できたとしても、やはり人間は弱いもの。投資のことが仕事中でも気になってしまいます。自分が買った株や投資信託の値動きが、全く気にならない人などいませんよね。アラブの石油王でもない限り。

 そうなってしまうと、仕事一筋の同僚たちには、一気に差を付けられてしまうことになるのです。

 ですから、私は、入社5年は金融や投資はしないことをお勧め致します。
 長い人生で、ず〜と投資はしない!というのではないのです。この時期は、投資を勉強するうえで必要な頭の基礎体力・心の基礎体力をつけることをお勧めしたいのです!
 では、何をすればいいのかについて私の提案です。

提案1 投資は投資でも自分への投資を徹底的にやる
 これは、お若い皆様には絶対お勧めしたいことです。過去の自分にアドバイスができるのであれば、きっと、この言葉を使うでしょう。

 自分への投資。いろいろな形はあると思うのですが、まず、“徹底的に読書をすべし”です。本当にこの時期に投資の勉強なんてしているのはモッタイナイです。
 給料は、ほぼ自分のために使える時期でしょう。私も、この時代は徹底的に自分のためだけに給料を使っていました。車を買い、バイクを買い・・・。それもいいのですが、好きなだけ本を買い、読みなさい!と言いたい。
 前回、多読を否定するような記事を書いてたじゃん!などと堅いことは言いっこなしよ。
 ある時期にしかできないことって結構あるのです。
 他にも、いろんな経験ができるときですね。いいお店に入ったり、セミナーに行ったりするのもいいでしょう。
 
提案2 貧しく美しい金銭感覚を身につける

 お金を貯めるには、出費を減らすことがポイント。いくら投資で収入がアップしても、その分、出費が多くなっては意味がありません。
 まずは『お金を増やす=出費を抑える』という基本的な考え方を身につけましょう。
 ほしいものが何でもすぐに手に入ってしまったらつまらないでしょう。(そんな身分になったことはないので、本当につまらないかどうかは分かりませんが)
 欲しい、欲しいと思っても我慢して貯金し、やっと手に入れる。この瞬間が嬉しいのです。
 子供のころ自分のお小遣いを貯金して、やっと買ったプラモデルとか嬉しかったですよね。
 私は今でも小遣い制ですので、当時とあまり感覚が変わっていませんが・・・。
 まあ、それはそれで幸せかなと。

 という訳で、金融リテラシーの前に、人生、やることいっぱいあるゾという、おっさんの主張でした。  

結論 
 とりあえず、お金は銀行に預けとけ!金融リテラシーを身につける前に自分に投資し、自分の芯をつくるべし!

3.年収10倍アップ勉強法はおやめなさい!
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 最後はコレです。
 年収10倍アップ勉強法を読んで、コレは素晴らしい本だ!と思いました。
 勉強の基礎をまずは徹底的に学ぶべし!などという教えは社会に出て、これから勉強していこうという人にとっては、素晴らしいアドバイスだなと思います。

 カツマさんは、『私はあなたたちと同じ普通の人なのです。でもコツコツ頑張って勉強してきたから今の私があるのです。あなたたちも“やればできる”のですよ。』と非常に謙虚な感じなのですが、著書の経歴を見るとスゴイですよね・・・。
 私から見ると超人レベルなのです。これなら年収が10倍になるのも分かる気がしますね。

まずは仕事に一点集中!
 皆さんが将来、独立を考え、本気で年収10倍!と思うのであれば、あえて超人を目指すのもいいかもしれません。
 しかし、人間には与えられた役割というかポジションというものがあるのではないかと人生半ばの私は思うのです。
 ですから、カツマさんをただ真似して、英語・IT・会計・投資などなど、すべてをやみくもに勉強することはないのです。
 まず、どのような自分になりたいかを明確にするべきです。

 もし、自分がどこに向かっていけばいいのか分からない!とお嘆きのあなたには、『今、あなたが居る場所で一生懸命やりなさい!』とありふれた言葉をお送り致します。
 “今いる場所でベストを尽くすことが成功への近道”なのです。
 まず、その会社で飛び抜けていなければ、独立しても絶対に成功しないと思いますので、とりあえず、今いる場所でナンバーワンを目指してみてはいかがでしょうか。
 そのためには、まずは、仕事に一点集中が基本中の基本です。
 資格取得の勉強のために仕事がおろそかになってしまっては本末転倒なのです。

出世に資格は必要なし!
 また、資格の効能は、採用試験などでは少なからず有効ですが、実際に仕事をするうえでは驚くほど武器にはなりません。
 もちろん、すべての資格がそうと言う気はございませんし、職場によっては必修の資格もあるでしょう。
 しかし、資格を持っているから出世が早いか?というと、そんなことは全くございません。
 これは断言できます。出世するのに資格は必要ありません!
 どんな人が出世しているかと言えば、やはり一生懸命に汗をかき仕事に一点集中した人なのです。

結論
 スーパーマンじゃないんだから、なんでもかんでも勉強しない!まずは仕事に一点集中すべし!


う〜ん。カツマ本って奥が深い・・・。

各著書のポイント

断る力 (文春新書)断る力 (文春新書)

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◆『断る力』を身につけてはじめて、コモディティ(汎用品)から抜け出せた
 断るためには、実力をつける必要があります。そして、実力をつけるには十分な研鑽と準備が必要で、そのためには自分の実力が出せないような、余計な仕事をしている暇はないのです。

◆『コモディティ』にならないためには『スペシャリティ』になる環境を選び抜けなばならない
 『コモディティ』と『スペシャリティ』の一番の違いは何かというと、相手にとって、『コモディティ』はコスト勘定で処理されるが、『スペシャリティ』は投資勘定として処理されるということです。(P62)

◆上手に『断るリスク』を取る具体的なコツを学ぶ
 どこまでを許容範囲と捉え、どこからが『嫌われる』というリスクをおかしても断らなくてはいけないのか、明確な基準を作る。

 そもそも意に沿わない依頼をうけて『断る』というリスクを取らなくてもいいような環境をつくれないか、とことん考える  (P153)

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◆基礎を最初に徹底的に学ぶ
 とにかく、最初に基礎を徹底的に学ぶことです。(P65)

◆常に問題意識を持って仕事をしていれば、勉強のテーマは自然に出てくる
 ふだんから仕事のプロセスのなかで、いまのやり方はこうだけれでも、どうも自分としては成果が上がらない、どうすればいいのか、何をすればいいのかという問題意識を常に持つことです。(P129)

やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力

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◆『自分の職場の中で憧れの○○先輩』から始めよう
 自分の小さな世界、ある特定の集団内で、『あの人は信頼が置ける。あの人についていきたい』と思われる人になること、それは実は『とんがり力』の源であり、そうなった人が商品として除々に価値をもってくるのです。(P189)

◆『できないこと』と『できること』を明確に区分!技術を磨くほど、とんがってくる
 自分の『とんがり力』をつけるということは、実は『技術の集積』でもあります。
 『技術の集積』とは、相手が持っていない技術や人脈を自分が持っているという意味です。(P206