爆発的な明るさがあり、チームのなかで先頭に立ちグイグイ引っ張っていく。そのようなタイプの方が羨ましいと思ったことはありませんか?
 
 私も、そのようなタイプではないので、そうなれるように頑張ったりしたこともあるのですが、性格というのはオシャレをしても車変えても結局変化はないですね。

 しかし、世の中、そんなバリバリ的な人間ばかりでは疲れてしまうし、そんなタイプばかりが重宝されているわけでもない。
 開き直り、考え直してみると、そんなタイプにならなくても『人の心をつかむ男』になれるのです。

 今日は、『人の心をつかむ男』の共通点を一緒に考えてみましょう。


◆1日10分や30分の『自己犠牲』はいとわない
 誰もが1日が思い通りに行けばいいと考える。しかし、仕事では、そんな1日が訪れることは無い。そんな日があるということは、あなたが仕事をしていないということだと私は思う。
 今日は、これとこれを夕方までに片付けて、ベルさっさして飲み会に行くの〜。
と詳細なスケジュールを組んでも、上司から、あるいは顧客からの『悪魔の囁き』により、瞬く間に理想の1日は崩れてしまう。
 だから『一瞬たりとも無駄な時間を過ごしている暇はない』と考える。ついつい『忙しい』が口癖になる。

 しかし、本当に仕事ができる人は『忙しい』という言葉を絶対に口にしない。それを理由に周囲を拒絶するような態度は決してとらないもの。
 どんなに忙しくても、相談に来る人がいれば話を聞き、アドバイスをする。

 自分の時間も大切だが、相手の時間も大切。と考えることができる、心の広さがある人。
 『労を厭わない』この姿勢が人の心をつかむのだと思います。

◆『いつも機嫌がいい』のは最低限のマナー
 ブスッとして如何にも機嫌が悪いという人はたくさん見えますが、いつも機嫌がいい人というと少ない。(ほどんどいないな。)
 『いつも機嫌がいい』ためには、体力と健康、それから気力が充実していないといけないですね。
  健康でなければ機嫌がいい顔なんてできないですから、まず、日頃の健康管理に注意したい。
 疲れが溜まってくれば一切の付き合いを断って早めに帰宅する。ストレスが溜まれば気分転換を図る。
 そういう自分なりの体調管理をしっかりやり、機嫌よく振る舞うこと。これが最低限のマナーです。

◆『共感できる』は心をつかむ人の最低条件
 子どものなかの1人が花壇の花を『きれい』と言えば、周りの子どもも『きれい』、『きれい』と嬉しそうに花を囲む。子どもは感情を共有できる。
 例えば、同じことを私が街中でやってみたらどうか?
 想像するに、『暇なおっさんだなっ。(by若手男性サラリーマン)』、『ちょっと、キモくない?(by今どきの女子高生)』的な扱いを受けることでしょう。

 しかし、心をつかむ人には、子どものような共感力がある。他の人が『いいなあ』『きれいだなあ』と感じるものを同じように素直な目で見つめる心を持ち合わせている。

 夕焼けの空を『きれいだなあ』と見つめる人がいたら、『ほんとですね。きれいな夕焼けを見るのは久しぶりですわぁ〜。』と共感できる人がイイですね。 

◆借り物の言葉でしゃべらない
 どんなに切れ味鋭い意見でも、どんなに理論や比喩や引用が巧みでも、借り物の言葉だなと感じることがある。気持ちが入っていない言葉というべきか。
 『この人、話し方が上手いな。』とは思うが心には響いてこない。

 それとは逆に、一生懸命、自分の言葉で話してくれるのなら、たとえ短い意見でも素直に響く。平凡な考え、稚拙な言葉だとしても気持ちが伝わってくる。

 自分のことを大きく見せようとせず、どう思われようという計算もなく、ただただ、愚直に自分の言葉でしゃべる。
 例えば、結婚式で父が新婦に語るように・・・。
 そういう言葉が相手の心に響くのだと思います。

◆涼しい笑顔も、気持ちいい笑い声も能力
 職場には不必要?と考えられがちな笑顔。職場とは男の戦場。笑ってなんぞ居られない。という気持ちも分かりますが、殺伐とした雰囲気ではチームワークも充分に発揮されません。

 せめて、出社して挨拶するときは、気持ちのイイ笑顔で応えられればいいですね。ほんの小さなことでも相手を『今日もやるぞ!』という気持ちにさせることはできるのです。

 仕事の報告や相談にやってきた場合でも、ニッコリ笑って向き合うことができれば、その人の心をつかむことができるはず。
 『笑顔を忘れない。』を意識して実践したいものです。

◆『欲しいものに手が届かない自分』を楽しもう
 ものも情報もあふれ、何でも手に入る時代。我慢しなくてもカードローンで、ある程度のものは手に入りますよね。
 けれど、欲しいものに手が届かない時というのが一番楽しいのではないでしょうか。
 また、簡単に手に入ったものというのは、飽きが来るのも早いし、大切にしない。

 子どものころ、お小遣いを貯めてプラモデルなんかを買った経験ってないですか?買うまでのワクワク感。手に入ったときの喜び。
 そういうものを大人になっても持ち続けていたいものです。

 私は、勤続30年記念で、今までずっと欲しいと思っていた腕時計を購入する計画をしております。まだまだ先の話ですが、手に入れるまでの苦労?などを楽しんでいくつもりです。 
 

 エリートではない。先頭にたって仕事をする人間でもない。出世はしていないかもしれない。それなのに、なぜか気になってしまう。
 そんな人は、間違いなく周りの人の心をギュッと掴んでいる人。
 そんな人に私はなりたい。
なぜか「人の心をつかむ男」の共通点なぜか「人の心をつかむ男」の共通点
弘兼 憲史

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