【産経ニュース 走行上限670キロ、基準見直し検討  国交省】  関越自動車道の高速ツアーバス事故を受け、国土交通省は1日、670キロとされている運転手1日あたりの走行距離の上限などを定めた指針や、「運転は1日9時間まで」などと定めた国の基準を見直す検討を始めた。

 7人もの尊い命を奪った高速ツアーバスの事故を受け、国土交通省が現基準見直しの検討にはいるようです。
ちなみに現基準を簡単にまとめると下記のとおり。

1.1日の拘束時間は16字時間まで
2.1日の運転時間は9時間まで
3.1日の運転距離は670kmまで
4.連続運転は4時間を超えない
5.勤務終了後、8時間以上休ませる

 皆様が、これを見て気になるのはおそらく3番目。『1日の運転距離670kmまで』ではないでしょうか。今回、事故を起こした高速バスの予定運行距離は500km程度なので、この項目には違反していないことになります。
 この基準がどのように決められているのかは定かではありませんが、常識的に考えてこの距離は長すぎるでしょう。
 私は1日200km程度運転すると肩がコリコリになってしまい翌日の仕事に影響が出てしまいますが・・・。
 私たちは、国が定めている基準に則っていれば安心・・・。という考え方を捨てたほうがいい。というよりも自分の頭でしっかり考えていかなければいけないですね。

 近頃は、なんでもかんでも『安い』ことがもてはやされますが、これも危険。以前、『安いものにはリスクはつきもの』という記事を書きました。どんなものでも値段の高低には理由があるのです。
 今回の事故の原因が必ずしもコスト削減のために起こったと言うつもりはないのですが、旅行代金を安く抑えようとするツアー会社。そのツアー会社から運行の仕事を貰わないと生き残っていけないバス会社。その結果、安全に対するコストが削減されている。というようなことがあるのであれば私たちはたまりません。
 このようなことにならないように基準を設けて頂きたいものですが、すべてを国の責任にしていても何も解決しません。

 では、私たちができることって何でしょう?
 例えば、旅行に行くことになったとしましょう。
 まずは、皆さん比較しますよね。A社とB社の同じようなプランを比較する。
 このときA社の方が安い場合は、『A社に決定!』ではなくて『何が、どこが安いのか』を確認する。
 なるほど!と安いポイントに自分が納得した場合にはA社に決定。
 よくよく見てみると、安いけどホテルはボロボロ、食事は付いていない。B社は少し高いけど一流のホテルだった!なんてこともあるのです。

 話が横道に逸れてしまいましたが、今回の事故からは、バス旅行の場合。運転手の体制や運行会社の名前、実績くらいは最低確認しておく必要がありますね。
 これらを確認すれば事故に遭わないのかといえばそんなことはないですが、できるだけ確認できる情報は仕入れておきたいものです。
 また、少々お金に余裕がある場合は、『安さ』の追求はほどほどにしたほうが身のためだと思います。相手も仕事でやっている限り、必ず、『安い』には理由があるのです。

 最後に、この事故で犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、この悲惨な事故を教訓として安全な交通社会の構築が進んでいくことを願います。