最近よく耳にする『断捨離』。
イラナイものを捨てることにより家のなかが片付くだけでなく、モヤモヤした心までスッキリ。
そして主人公は幸せになっていくのです・・・。的なお話なのですが本当にそんなふうになるのでしょうか。
私は、昨年の冬に『断捨離』にハマってしまい、そろそろ夏を迎える訳ですが、当時、ときめかない夏物をすべて処分してしまったため、この夏は、クールビズ!と皆様が涼しげに過ごすなか、マフラーにコートで耐え忍ぶことになりそうです。悔やんでも悔やみきれず一掃、自分自身を断捨離してしまいたい。などと思っています。
まあ、私のような小さな後悔だけで大きく人生を狂わすようなことになっていなければ良いのですが、世間では、この『断捨離』によって大変な問題が発生している。ということもお聞きしております。
私が独自の信頼のおける情報スジから入手した大きな問題を3つほどまとめておきたいと思います。
断捨離の大きな問題点
問題1.断捨離により捨てられたゴミの処理問題が発生!
断捨離とは、不要なものを断ち、捨て、執着から離れることを目指す整理法。
このなかには、不要なものを捨てる。という作業が当然のように発生します。
『捨てる』という作業。これは間違いなくecoの反対です。
ですので、断捨離をすると幸せになるとは私にはどうしても思えない。モッタイナイおばけが出てくるようにしか思えないのです。
外国からも賞賛の声があがる『ジャパニーズ・モッタイナイ!』精神。
断捨離でゴミが増えるなんて国際的にみてもモッタイナイの一言に尽きます。
また、大量に発生したゴミの処理費用が増加。日本の財政が大ピンチの昨今、話題の消費税増税の一因は『断捨離』によるゴミ処分費の増加が負担できないため。という説もあります。
問題2.人間関係まで断捨離してしまう若者が引きこもりに!
断捨離ブームにドップリと浸ってしまった若者がモノの断捨離だけでは飽き足りず、なんと社会との繋がりや人間関係まで断捨離してしまう。という恐ろしい事態も発生しているようです。
その結果、主に、一人で四畳半以下の間取りの部屋で生活する人種。俗にいう、引きこもりが大幅に増加しました。
また、引きこもらずとも、相手とのコミュニケーションが上手く取れないという人も増加。
最近のネットカフェの普及にも、なんと『断捨離』が深く関わっているということです。
問題3.災害等の緊急時に物資が手元にない!
近年の日本は、東日本大震災を始め、津波、竜巻などなどの巨大災害が頻繁に発生しています。雨の降り方もゲリラ豪雨と呼ばれるほどハンパない降り方。
このような災害のなか、道路が寸断され電気、水道などのライフラインがストップしてしまう事態も容易に予測できます。
ここまでのお話は、断捨離には『関係ないじゃん』と思って読み進められていると思うのですが、これが大間違い。
家中のものを断捨離しまくってしまい『スッキリ!』とキラキラした瞳でお過ごし中の皆様には非常に申し訳ないのですが、もしも大災害が発生した場合。断捨離アンは困ってしまうと思うのです。
たとえば、寒ーい冬に大災害が発生した場合にどういうことが起こるのか。
電気、水道は止まっています。寒い・・・。エアコンも使えない。
そこでアンは思います。
『そうだ新聞紙を燃やして暖をとろう・・・。』
しかし、家中を探しても新聞紙はありません。『そうだ、先週の火曜日にゴミ出ししちゃったんだ。』
『だったらセーターを重ね着しよう・・・。』しかし重ね着するセーターはありません。
『そうだ、お気に入りのセーター以外は全部捨てちゃったんだ。ときめかないから。』
そう普段は、不必要品でもイザというとき役に立つ。そんなことがあるんです。
これからは断・断捨離アンになろう!
ここまで辛抱強く読んで頂いた皆様には、断捨離の様々な問題を理解して頂けたと思います。
このような問題を解決するにはどうすればよいのでしょうか。
それは、ズバリ『断・断捨離』を実行していく。これに尽きます。
正確には断(断捨離)ですね。(計算式 断×断+断×捨+断×離=断捨離の反対)
どちらかと言えば理数系の私なので、このあたりには敏感になってしまうところです。
『断・断捨離』の定義を以下にまとめておきますので今日からあなたもレッツ・トライ。
解決策1.入ってくるモノ・ヒトは断しちゃダメ!
とりあえず、自分に送られてくるお歳暮やプレゼント。電気屋さんでもらえるサービスのBagなどなど普段はイラナイものって結構ありますよね。
一方、人間関係でもどうでもよい飲み会やBBQ大会なども時間の隙間を埋めるために現代社会ではしばしば催されることと思います。
このようなモノ・ヒトの流れも何かの『縁〜enishi』により廻ってくるのです。
『イラナイな〜。ウザいな〜。』と断ってばかりでは幸せやチャンスは巡ってきません。
そんな尊い縁をむやみに『断』しちゃいけないのです。
解決策2.不要なものでも捨てちゃダメ!
先程の話とラップするところもあるのですが、何でもかんでも今使わないから捨てるという精神がそもそもいけない。『これをどのようにすれば使えるのか。』と考えるのが人の知恵というもの。
服が古くなったら雑巾にする。古き良き時代の精神をもう一度学習する必要があります。
モノは必ず何かの役にたつので『とりあえずとっておく』そして『使い方を考える』または、誰かに『さしあげる』。
そうすることにより、ゴミ問題も解決するのです。
解決策3.モノへの執着から離れてはダメ
モノへの執着を失くし、幸せに生きる。これも人生の選択肢として悪くないでしょう。
しかし、我々は一生懸命働いているのです。
そのご褒美として、今月頑張ったからテレビ買うぞ!と物欲を生きていくためのエネルギー源としてもいいんじゃないでしょうか。
皆さんがモノへの執着を失くしてしまったら大変ですよ。
モノが売れなくなってしまえば日本経済は更に悪化。ますます給料も減っちゃう。
『モノへの執着』をしっかり持ち続けて、日本人総お坊さん計画を阻止しましょう。
以上、『断・断捨離』のススメでした。
分かったか断捨離アン。
イラナイものを捨てることにより家のなかが片付くだけでなく、モヤモヤした心までスッキリ。
そして主人公は幸せになっていくのです・・・。的なお話なのですが本当にそんなふうになるのでしょうか。
私は、昨年の冬に『断捨離』にハマってしまい、そろそろ夏を迎える訳ですが、当時、ときめかない夏物をすべて処分してしまったため、この夏は、クールビズ!と皆様が涼しげに過ごすなか、マフラーにコートで耐え忍ぶことになりそうです。悔やんでも悔やみきれず一掃、自分自身を断捨離してしまいたい。などと思っています。
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まあ、私のような小さな後悔だけで大きく人生を狂わすようなことになっていなければ良いのですが、世間では、この『断捨離』によって大変な問題が発生している。ということもお聞きしております。
私が独自の信頼のおける情報スジから入手した大きな問題を3つほどまとめておきたいと思います。
断捨離の大きな問題点
問題1.断捨離により捨てられたゴミの処理問題が発生!
断捨離とは、不要なものを断ち、捨て、執着から離れることを目指す整理法。
このなかには、不要なものを捨てる。という作業が当然のように発生します。
『捨てる』という作業。これは間違いなくecoの反対です。
ですので、断捨離をすると幸せになるとは私にはどうしても思えない。モッタイナイおばけが出てくるようにしか思えないのです。
外国からも賞賛の声があがる『ジャパニーズ・モッタイナイ!』精神。
断捨離でゴミが増えるなんて国際的にみてもモッタイナイの一言に尽きます。
また、大量に発生したゴミの処理費用が増加。日本の財政が大ピンチの昨今、話題の消費税増税の一因は『断捨離』によるゴミ処分費の増加が負担できないため。という説もあります。
問題2.人間関係まで断捨離してしまう若者が引きこもりに!
断捨離ブームにドップリと浸ってしまった若者がモノの断捨離だけでは飽き足りず、なんと社会との繋がりや人間関係まで断捨離してしまう。という恐ろしい事態も発生しているようです。
その結果、主に、一人で四畳半以下の間取りの部屋で生活する人種。俗にいう、引きこもりが大幅に増加しました。
また、引きこもらずとも、相手とのコミュニケーションが上手く取れないという人も増加。
最近のネットカフェの普及にも、なんと『断捨離』が深く関わっているということです。
問題3.災害等の緊急時に物資が手元にない!
近年の日本は、東日本大震災を始め、津波、竜巻などなどの巨大災害が頻繁に発生しています。雨の降り方もゲリラ豪雨と呼ばれるほどハンパない降り方。
このような災害のなか、道路が寸断され電気、水道などのライフラインがストップしてしまう事態も容易に予測できます。
ここまでのお話は、断捨離には『関係ないじゃん』と思って読み進められていると思うのですが、これが大間違い。
家中のものを断捨離しまくってしまい『スッキリ!』とキラキラした瞳でお過ごし中の皆様には非常に申し訳ないのですが、もしも大災害が発生した場合。断捨離アンは困ってしまうと思うのです。
たとえば、寒ーい冬に大災害が発生した場合にどういうことが起こるのか。
電気、水道は止まっています。寒い・・・。エアコンも使えない。
そこでアンは思います。
『そうだ新聞紙を燃やして暖をとろう・・・。』
しかし、家中を探しても新聞紙はありません。『そうだ、先週の火曜日にゴミ出ししちゃったんだ。』
『だったらセーターを重ね着しよう・・・。』しかし重ね着するセーターはありません。
『そうだ、お気に入りのセーター以外は全部捨てちゃったんだ。ときめかないから。』
そう普段は、不必要品でもイザというとき役に立つ。そんなことがあるんです。
これからは断・断捨離アンになろう!
ここまで辛抱強く読んで頂いた皆様には、断捨離の様々な問題を理解して頂けたと思います。
このような問題を解決するにはどうすればよいのでしょうか。
それは、ズバリ『断・断捨離』を実行していく。これに尽きます。
正確には断(断捨離)ですね。(計算式 断×断+断×捨+断×離=断捨離の反対)
どちらかと言えば理数系の私なので、このあたりには敏感になってしまうところです。
『断・断捨離』の定義を以下にまとめておきますので今日からあなたもレッツ・トライ。
解決策1.入ってくるモノ・ヒトは断しちゃダメ!
とりあえず、自分に送られてくるお歳暮やプレゼント。電気屋さんでもらえるサービスのBagなどなど普段はイラナイものって結構ありますよね。
一方、人間関係でもどうでもよい飲み会やBBQ大会なども時間の隙間を埋めるために現代社会ではしばしば催されることと思います。
このようなモノ・ヒトの流れも何かの『縁〜enishi』により廻ってくるのです。
『イラナイな〜。ウザいな〜。』と断ってばかりでは幸せやチャンスは巡ってきません。
そんな尊い縁をむやみに『断』しちゃいけないのです。
解決策2.不要なものでも捨てちゃダメ!
先程の話とラップするところもあるのですが、何でもかんでも今使わないから捨てるという精神がそもそもいけない。『これをどのようにすれば使えるのか。』と考えるのが人の知恵というもの。
服が古くなったら雑巾にする。古き良き時代の精神をもう一度学習する必要があります。
モノは必ず何かの役にたつので『とりあえずとっておく』そして『使い方を考える』または、誰かに『さしあげる』。
そうすることにより、ゴミ問題も解決するのです。
解決策3.モノへの執着から離れてはダメ
モノへの執着を失くし、幸せに生きる。これも人生の選択肢として悪くないでしょう。
しかし、我々は一生懸命働いているのです。
そのご褒美として、今月頑張ったからテレビ買うぞ!と物欲を生きていくためのエネルギー源としてもいいんじゃないでしょうか。
皆さんがモノへの執着を失くしてしまったら大変ですよ。
モノが売れなくなってしまえば日本経済は更に悪化。ますます給料も減っちゃう。
『モノへの執着』をしっかり持ち続けて、日本人総お坊さん計画を阻止しましょう。
以上、『断・断捨離』のススメでした。
分かったか断捨離アン。
コメント
コメント一覧 (3)
断捨離ってゴミ問題を全く考えず「自分の周りさえキレイだったらいい」とポイポイ物を捨てていく自己中心的な人の理論ですよね。
そして問題3にも共感。
普段断捨離している人って緊急時に物の大切さに気づくのではないでしょうか。そして慌ててお店に走るのでは。
地震の時、物が多すぎて怪我した人が知人にいます。
あと汚部屋で足の踏み場のない人とか。
断捨離って、ひたすら捨てるではなく、自分で決めた適正な量の物だけ持つことだと思います。