本日は、中国旅行の歴史散策編です。
 中国には4日間滞在したのですが、とても広いお国のため北京近郊の観光が主となりました。
 北京市の面積はだいたい日本の四国と同じくらいなのです。
 
 尖閣諸島でギクシャクしている日中関係ですが、気分を変えて、素晴らしき世界遺産なんぞを堪能致しました。

◆万里の長城
中国 万里1
中国 万里1 posted by (C)わんわん
 まずは、万里の長城です。
 麓からは、ロープウェイで『男坂』と呼ばれる場所へ
 このロープウェイの進行が実に不安定。
 勢いよく進んだと思えば、急停止・・・暫く休憩し、また進む。という感じ。
 夏には丁度良い緊張感?
中国万里2
中国万里2 posted by (C)わんわん
 やっと到着しました『男坂』
 でも、『男坂』って現地の人は言わないんだって。日本人だけが使っている愛称らしい。
 『日本のガイドブックにも男坂、女坂と書いてあるけど、そんな言い方はしないよ。』ということでした。

 とにかく急勾配。『男坂』って感じでしょう?
いやいや、日本はなんでも女が強いから『女坂』でしょ!という肉食女子の声が聞こえてきそうですが。
中国万里3
中国万里3 posted by (C)わんわん
 壮大なスケールです。どこまで続くのか・・・。
 万里の長城は、昔々、秦の始皇帝が、長いものが好きすぎて、こんな長〜い城を作ったとさっ。という訳ではなく、国土の周りにいた異民族(匈奴・モンゴルなどなど)の襲来に対抗するために作られたのです。
 秦⇒漢⇒南北朝⇒隋・唐⇒元⇒明と万里の長城を作り続けたのです。
 総延長は、約21,000km。つい最近まで8,500kmと言われていたようですが現代の方式で再測量した結果、2倍以上の延長が判明。 誤差も超大きい。
中国万里4
中国万里4 posted by (C)わんわん
 万里の長城の総工事費ってどのくらいだろう・・・。と思い勝手に試算してみました。
 現在の金額で、重機を使用した場合の超概算です。
 107万円/m × 21,000km × 1,000(m換算) = 22兆4700億円
 すごい高額?・・・いや割と安い??・・・全く分からない???
 失礼、取り乱してしまいました。しかし、現在まで2,000年以上の歳月が経過しても(補修作業はあったとしても)大きく崩れることもなく存在し続ける構造物。
 その時代の土木技術の高さには、ただ脱帽です。
 万里の長城の建設には相当な人力が使われたことも容易に想像できますし、相当数の犠牲者も出たことでしょう。
中国万里5
中国万里5 posted by (C)わんわん
 万里の長城の幅と高さを一応ご紹介。
 上部の幅は、約5.8m。5頭の馬が並んで進める広さとのこと。
 高さは、八達嶺の城壁で平均7.8m。
 断面的には、超巨大ではないでしょ。

◆天壇公園
 こちらは天壇公園の『祈念殿』です。
 皇帝が五穀豊穣を祈ったとされる聖なる地。
 この祈念殿の高さは38m。釘を1本も使わすに28本の柱で支える構造の木造構造物。
 どれだけ、レベル高いねん!と思わず突っ込みたくなるほど高レベルな建築技術。古代中国恐るべし。
こうえん
こうえん posted by (C)わんわん

◆天安門広場
 こちらも楽しみにしていた天安門広場。
 かつて、皇帝の居城だった紫禁城(現在の故宮博物院)の正門にあたるのが天安門。
 ここから現在の広場一帯にかけて皇帝専用通路が続き、その両側に役所が並んでいたということです。
 
 現在の広場の規模は、南北880m、東西500m。
 1949年の中華人民共和国建国式典の前に整備されました。

 私が印象深いのは、やはり1989年の天安門事件。
 民主化を掲げて天安門広場に集結する学生や市民に政府は部隊を投入。
 抵抗した人々が、銃弾に倒れました。人々が戦車から逃げ惑う映像が衝撃的でした。
 その犠牲者は、2,000人とも言われています。
天安門1
天安門1 posted by (C)わんわん

◆故宮博物院(紫禁城)

 紫禁城というネーミングなので、大きな城がボンって建っているのを想像していたのですが、恐ろしく広くてビックリ。
 天安門広場を抜け、やっと到着・・・と思ったのだけれど、まだ入口でした。

 かつては紫禁城と呼ばれた故宮博物院。
 『紫』は天帝がいる天上の紫宮のこと、『禁』は皇帝の居城に庶民が接近するのを禁ずるという意味をもっています。 
 明代14人、明代10人の皇帝が492年間に渡り、幾千人もの大臣や役人を従えて政務を行った場所です。
shikin1
shikin1 posted by (C)わんわん

 故宮博物院には『お宝』もいっぱい。
 これも一見の価値あり。
 じっくり楽しみたい方は2日に分けての見学がお勧め。ということでした。
 とにかく広くて3時間くらい歩いたので、汗だくになりました。夜はスヤスヤ心地よく眠ることができました。
sikin2
sikin2 posted by (C)わんわん

sikin3
sikin3 posted by (C)わんわん

◆中国の歴史散策を終えて
 とにかく『あっ』という間の4日間でした。
 万里の長城、故宮博物院などのスケールの大きさ、当時の建設、建築技術のレベルの高さに唸るばかりでした。
 日本が縄文時代だったころに、すでに万里の長城は作られていた。中国の歴史に驚愕するばかりです。

 これだけ素晴らしい歴史、技術を持った民族と協力しながら新しい歴史を作っていければ素晴らしい。なんて思うのだけど、帰国してすぐにこんなニュースが・・・。
 なんだかな〜。