毎日、残業・残業・残業・・・。それでも山のように積まれた仕事。
 ジャパニーズビジネスマンたるもの、それにもメゲずに、またまた残業・挙句の果てに休日出勤までしながら仕事を続ける。
 それがさも当たり前のように。
 
 このような状態になってしまうと、とにかく上司から与えられた仕事・目の前に積まれた書類の処理なんかを、ただただ(何も考える余裕もなく)こなしていくということになります。

 何故、こんなアップアップ状態になってしまっているのか。
 もう少し、余裕を持ち仕事をコントロールできないものか。
 そう思いませんか?

 そこで今回は、
 『あなたが毎日やっている、その仕事。それって本当に必要ですか?』
 っていうことを考えましょう。 

◆すべての仕事を全力で?
 まず、こんな人は要注意!
 すべての仕事を全力でやってしまうという方。
 仕事には様々なものがありますよね。
 顧客への商品販売・上司への報告書作成・伝票整理・会議・社内での打合せ・・・などなど。

 これらの仕事には当然ながら『重要度』というものが存在します。
 しかし、『この仕事は重要度がA(最重要)だよ!』なんて誰も言ってくれないですし、資料の右上を見ても『重要度A』なんて記入もされていません。当然ですが。

 この『重要度』を意識していない人が『すべての仕事に全力で取り組む。』という事態に陥ってしまうのです。
 たとえばサッカーで考えて見ましょう。
 どんなにタフな選手でも前後半90分を全力で走っていてはスタミナが切れてしまいます。(多分、タフネス長友でもっ。)怪我のリスクも高まるでしょう。
 逆に優れた選手は、試合中でも休み所を心得ており、チャンスになれば決定的な仕事をするものです。

 ビジネスも同じ。
 これが大事か。要らないものか。しっかり見極めることが超重要なのです。

◆その仕事を『やらなかったらどうなるのか』考える
 重要度を見極めるためにはどうすればいいのか。
 そのためには、『この仕事をやらなかったらどうなるのか。』をしっかり考えることが重要なのです。

 『する必要のまったくない仕事、時間の浪費である仕事を見つけ、捨てなければならない。すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考えればよい。何も起こらないが答えであるならば、その仕事はただちにやめるべきである。』 (経営者の条件−P・F・ドラッカー)

 ドラッカー先生もこう語るように、実際ちょっと考えてみると、やらなくていい仕事って結構あるものです。
読まれることのない報告書の作成。目的が全く分からない会議などがそれですね。
 自分のなかで『やらなくても何も起こらない。』という答えが出たならばその仕事は今すぐ捨ててしまいましょう。
 
◆手戻りを無くす『報・連・相』の極意
 他にも必要の無い仕事があります。
 誰でも心当たりがあると思うものが『手戻り』
 例えば、上司から報告書の作成を依頼されます。
 打合せを行い作業に没頭。一気に報告書を作成し、ようやく完成。
 『やった。自信作。完璧!』と自分で自分を褒めながら上司に提出すると・・・。
 『こんな方向性ではないでしょう。云々。』

 このような事態が何故、起こってしまうのでしょうか。
 それは、上司とのコミュニケーションができていない。というのが大きな原因です。
 それを防ぐためには、『報告・連絡・相談』。皆様よく耳にする『ほう・れん・そう』というやつが非常に重要なのです。
 上司は、プロジェクトの進捗・クレームへの対応などが今どんな状況であるか常に知っておく必要があります。
 ですから、報告・連絡・相談は上司に『あれ、どうなってる?』と言われる前に行う必要があるのです。
 現在の仕事の進捗・内容等をあらかじめ伝えておくと、その仕事に軌道修正が必要な場合は、アドバイスを受けることができますし、それによって報告書の修正も可能になり、『手戻り』という大どんでん返しも無くなります。
 結果として無駄な仕事を大幅に減らすことができるのです。

 その仕事が本当に必要かどうか。
 今一度、しっかり考えて余裕のあるビジネスライフをお過ごしください。
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上村敏彦

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